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セファルディ文化の日 (スペイン系ユダヤ人)

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※ちょっと珍しい催しに参加させていただきました。

第3回日本スペイン語・スペイン語圏文化国際会議  セファルディ文化の日           
・パコ・ディエスによる セファルディ音楽コンサート   5つの楽器(そのうちの1つは、ハーディ・ガーディ と呼ばれる楽器で、15~6世紀に人気を呼んだハンドル式の弦楽器 )を駆使し、 素晴らしいライブでした。

・次に、写真展 「セファルディ発見」を見る。
カラー写真20点の写真展。現在のスペインでのユダヤの姿を、各都市とユダヤのエッセンスを表現しながら、その世界を見せてくれます。いつか、実際に足を踏み入れてみたいと思わせる雰囲気の写真でした。

・写真展会場では、セファルディのお菓子とスペイン産コーシャワインの試食/試飲ができ、貴重な体験。 オープニングでは、スペインユダヤネットワークの方が、スピーチをしました。

セファルディム(複数形)は、中世にイベリア半島に住んでいたユダヤ人の子孫を指し、1492年、イベリアに残る最後のイスラム政権を滅ぼしたスペインにおける大規模な排撃で、(学校では、スペインから追放されたユダヤ人と学んだ)その多くが南ヨーロッパや中東、北アフリカなどのオスマン帝国の領域に移住し、少数ながら、オランダやイギリスにも移り、20世紀にいたる。セファルディムの言語は、ラディーノ語(別名:ユダヤ・スペイン語、ジュデズモ語)であり、アシュケナジムが話すイディッシュ語とは異なるそうだ。 その子孫として有名なのは、 米歌手のニール・セダカ、 かつてパリまで行って観た仏歌手ジョルジュ・ムスタキ、ピアニストのホロヴィッツ、伊彫刻家のモディリアーニ(両親ともにセファルディ)、ピーター・ドラッカー、フランクリン・ルーズベルト(オランダ系だが母方がセファルディ)などなど多士済々。

500年以上経っても、スペインとの古の絆が感じられることに、心が躍る。

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