72歳、 今でも現役ばりばり、  スペインのドミンゴさん、おめでとうございます!


17日の第25回高松宮殿下記念世界文化賞の受賞者発表に対し、海外でも歓喜の声が上がった。

 ローマのローマ日本文化会館で17日に行われた発表会見では、絵画部門のミケランジェロ・ピストレット氏(80)らが出席し受賞の喜びを語った。

 日本文化会館には世界文化賞国際顧問のイタリア元首相のランベルト・ディーニ氏ら日伊両国の関係者ら約80人が出席。日本美術協会の日枝久会長が「芸術は人々の心を癒やす力を持っている。その『人類共通の宝』、芸術文化の一層の発展振興に努め、世界の平和と繁栄に寄与したい」と挨拶した後、受賞者が発表された。

 ピストレット氏は「芸術は人類の未来への道を表現することによって人間社会に影響を及ぼす。そうした芸術の探求を続けてゆきたい」と語り、さらなる飛躍を誓った。

 ベルリンで行われた発表式には、英国の建築部門の受賞者、デイヴィッド・チッパーフィールド氏(59)が駆けつけた。日本で本格的な建築を始めたという同氏は「日本のおかげ」と受賞に対する喜びを見せた。

 チッパーフィールド氏は戦時中の被害で閉鎖されていたベルリン「ノイエス・ムゼウム(新博物館)」の修復を12年かけて2009年に完成させたことなどで知られ、ベルリンとのゆかりも深い。「ドイツは質を求める文化だ」と語り、活躍の場を提供したドイツにも謝意を示した。

 日本で活動を始めたのは1980年代後半。日本については「建築だけでなく、日本の文化そのものに刺激を受けた」とも語った。(ローマ 内藤泰朗、ベルリン 宮下日出男) 

 □各部門 選考理由

 ■ミケランジェロ・ピストレット氏(絵画部門)

 「鑑賞者や展示場所が絵の中に映り込む『ミラー絵画』を1960年代初めに発表し、現代美術に大きな影響を与えた。『ぼろぎれのヴィーナス』など、優れた彫刻作品も制作している」(世田谷美術館館長・酒井忠康氏)

 ■アントニー・ゴームリー氏(彫刻部門)

 「自らの肉体を型取りした人体像で知られ、ヘンリー・ムーア、アンソニー・カロら英国彫刻の本流を継承している。スリランカやインドで東洋の神秘的な思想の影響を強く受け、自然と共生した作品を発表している」(世田谷美術館館長・酒井忠康氏)

 ■デイヴィッド・チッパーフィールド氏(建築部門)

 「特異性を強調するのではなく、その土地にいかに調和させ、環境にとけ込ませるかという静かな建築に関心を払ってきた。資材の使い方もうまく、質の高い作品を作り出している」(建築評論家・馬場璋造(しょうぞう)氏)

 ■プラシド・ドミンゴ氏(音楽部門) ⇒スペイン

 「オペラ歌手として『三大テノール』の活動など、オペラを誰もが楽しめる大衆的なものとした。また指揮者や歌劇場の芸術監督も兼ねるなど、音楽の幅広い領域で活躍している。これまでいなかった人」(音楽評論家・安倍寧(やすし)氏)
placido.jpg


 ■フランシス・フォード・コッポラ氏(演劇・映像部門)

 「『ゴッドファーザー』を撮ったときには、アメリカの映画を変えたという強い印象を受けた。スケールが大きな、映像の表現者としての才能を持った類いまれな映画監督だ」(映画評論家・品田雄吉氏)

コメント

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)