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スペイン 総選挙の結果

.スペイン政権交代、総選挙で野党勝利 中道右派政権樹立へ

マドリード(CNN) 20日投開票のスペイン総選挙で、中道右派の最大野党・国民党が与党・社会労働党を破り、政権を握ることが確実となった。新首相には国民党のマリアノ・ラホイ党首(56)が就任する見通しだ。

社会労働党の首相候補、アルフレド・ペレス・ルバルカバ党首(60)は同日夜、支持者らの前で敗北を宣言した。それから30分もしないうちに、ラホイ氏がマドリード市内の党本部からテレビを通し、「国民の明確な意思表示を受けとめる」と勝利演説。同氏は演説後、本部前で支持者らの歓声に応えた。

内務省の発表によると、同日午後11時30分、開票率98%の時点で、国民党の票は1060万票、得票率は44.5%。一方、社会労働党は680万票だった。国民党は下院350議席の半数を大幅に上回る186議席を獲得し、社会労働党は111議席にとどまる見通しだ。

欧州で債務危機に直面する国として、ギリシャ、イタリアに続きスペインでも政権が交代することになった。スペインでは失業率が21.5%、特に若年層では45%にも上っている。有権者らは選挙の最優先項目として経済問題を挙げてきた。

ラホイ氏は同日の演説で、大卒者の就職難や中小企業経営者の苦境に言及。「状況の改善に全力を挙げる」と述べ、共通の目標に向けて一致団結しようと呼び掛けた。同氏は選挙戦で、年金以外の全分野を歳出削減の対象とする方針を示してきた。

ラホイ氏は1996年から2004年にかけてアスナール前首相の下で閣僚などを務め、同氏の後継者に選任されていたが、04、08年の選挙でサパテロ首相が率いる社会労働党に敗北していた。

サパテロ首相は3期目に出馬しない意向を表明し、社会労働党からはルバルカバ氏が党首として今回の選挙に臨んでいた。
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