スペイン・サパテロ首相が現在のスペイン、また日本について語る

日本のサッカー日本代表監督、スペイン人または、スペインリーグで実績のある、と スポーツ紙には予想されていましたが、結局上手くいかず、イタリア人就任。うーん残念。交渉を任された原さんは常々スペイン関係者を熱望していたのですが、スペイン人候補者には 蹴られたんでしょうかねー。

話変わり、スペイン首相の来日が予定。
●スペインのサパテロ首相が朝日新聞とのインタビューで語った要旨>

 【スペインの財政・金融】たしかに5~6月はスペインの国債や金融システムに対して(市場から)圧力を受けた。しかし、7月に銀行にストレステスト(特別検査)を実施した。土地の価格が60%下がることを見込むなど厳しい条件をつけたが、95%の銀行が合格した。財政も公務員の給与や公共事業の削減などの削減策を実行に移しており、2011年に国内総生産(GDP)比の財政赤字を6%にする目標は確実に実行できる。市場ではドイツ国債との金利の差が小さくなっている。

 スペインは経済危機の影響を強く受けた。とくに不動産部門が行き過ぎていたからだ。しかし、緊縮財政をとって国際市場の信用を得てスペイン経済は安定しているというイメージができれば、投資が増える。スペインはインフラが整っており、教育水準の高い若い人口が多い。国際的に開かれた経済でもあり、一部の業種では世界的な大企業がある。私たちがしなければならないのは生産性を高めるための改革に手をつけることだ。2013年には持続的な成長を達成できるだろう。

 【共通通貨ユーロと欧州経済】ユーロは誕生以来、多くの友達ができたが、友達じゃない人もたくさんいる。「ユーロはきっとうまくいかないよ」といってきた人たちはいま、自分たちの説の正しさを確認する好機だと思っているのだろう。しかし、財政危機でギリシャが大きな影響を受けたが、我々は責任をもって対応した。ユーロは非常に重要な事業だ。我々に安定をもたらしてきたし、これからももたらすだろう。

 つい1カ月前には欧州経済は本当に成長するのかという不安感があったと思うが、いまは米国が回復の基調を持続できるかという心配が出ている。一方、欧州でもドイツはいい成長を裏付ける数字を出している。

 【欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)の支援が必要になる可能性】一言でいって必要ない。これからも必要ない。GDPに対する残高国債はEU平均より20%も低い。絶対大丈夫だ。

 【欧州の社民政権の後退】社民勢力が弱いということではなく、その国の状況に応じて政権が生まれている。(社民勢力には)三つの基本的な要素がある。経済を投資家の手だけにゆだねるのではなく、規制によって統治する。環境の持続可能性にもとづいた新しい生産モデルを示す。それに機会均等だ。すべての人がいい生活をすることは保障できないが、すべての人に均等な機会を与えるのが理想的な国家だ。

 【移民問題】合法的に暮らし、仕事をもってもらえ、人権を尊重する移民政策を推進してきた。不法移民は(本国に)送還する。移民問題は一つの国だけで解決できるものではない。これから、20カ国・地域首脳会議(G20)の課題になっていくと思う。

 【日本】日本は偉大な国だ。技術革新ができる力がある。再生可能エネルギーなどでの協力を進めたい。(日本は中国に経済規模で抜かれる見通しだが)スペインもブラジルに抜かれた。今回の経済危機は富の不均衡から生じた危機だった。だから、ブラジルや中国が経済的に強くなることは世界のためにいいことだと思う。

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