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いよいよ 伝統の一戦 が29日深夜に

【クラシコ特集】クラシコの歴史 を、おさらいしてみましょう!
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永遠のライバル、バルセロナとレアル・マドリード。100年以上に渡る両者の戦いの歴史を振り返る。

■1899年
スイス人ジョアン・ガンペールの呼びかけにより、FCバルセロナが創立。スペイン南東部カタルーニャ州に本拠地を構える。

■1902年
レアル・マドリード創立。初代会長はカタルーニャ人ジョアン・パドロス。この年創設されたスペイン選手権(現在の国王杯に相当)準決勝で初めてバルセロナとレアル・マドリードが対戦し、3‐1でバルセロナが勝利した。当時は今のようなライバル関係はなく、和やかな雰囲気で試合が行われたという。

■1916年
この年のスペイン選手権にて、主審のレアル・マドリード寄りの笛に抗議してバルセロナの選手が試合途中でロッカールームに引き上げる事件が発生。マドリード(中央政府)VSカタルーニャという構図が表れた最初の事例とも言われている。

■1928年
リーガ・エスパニョーラ創設。

■1932年
バルセロナのスター選手だったサミティエルがレアル・マドリードへ移籍。ファンはショックを受けたが、移籍先がレアル・マドリードだったことにではなく、彼がクラブを離れたことに対してだった。当時バルセロナの最大のライバルといえばエスパニョールだった。

■1934/35シーズン
レアル・マドリードが8‐2で勝利。リーガでのクラシコ最多得点差記録となっている

■1936年~1939年
スペイン内戦により、リーガ中断。内戦終了後には、独裁制を敷いたフランコ将軍がカタルーニャ語の使用禁止などを打ち出し、マドリード(中央政府)VSカタルーニャの対決構図が顕著となる。

■1942/43シーズン
将軍杯(現国王杯)準決勝にてバルセロナの選手が試合前に警察から脅迫を受け、その結果11‐1でレアル・マドリードが勝利した「チャマルティン事件」が起こる。この頃から中央政府とマドリードメディアによるカタルーニャへの抑圧が本格化し、それに応ずるようにバルセロナはカタルーニャの象徴としての地位を確立していく。

■1947/48シーズン
後にサンチャゴ・ベルナベウと名付けられるレアル・マドリードのホームスタジアムが完成。

■1953年
バルセロナが獲得交渉を進めていたディ・ステファノ(現レアル・マドリード名誉会長)が、中央政府の介入により最終的にレアル・マドリードへ移籍する「ディ・ステファノ事件」発生。彼の加入によりレアル・マドリードは黄金期を迎えた。この事件がきっかけで両チーム間のライバル関係はさらに激しくなる。

■1957年
バルセロナのホームスタジアム、カンプ・ノウが完成。現在は10万人を収容するヨーロッパ最大のスタジアム。

■1973/74シーズン
長く低迷が続いていたバルセロナにクライフが加入。クライフ率いるバルセロナは、敵地サンチャゴ・ベルナベウでのクラシコで5‐0という圧倒的スコアで勝利し、その勢いのままリーガ優勝を果たした。クラシコの長い歴史においてアウェイで5点差をつけて勝利したのはこの1回のみで、バルセロナファンの間では伝説の試合として語り継がれている。

■1986/87シーズン
このシーズンは通常のリーグ戦後にプレーオフを行う変則的なレギュレーションだったため、クラシコが4回も開催された。クラシコの対戦成績ではバルサが2勝2分けと勝ち越したが、優勝したのは黄金期を迎えていたレアル・マドリードだった。

■1992/93シーズン
開幕戦でいきなり迎えたクラシコは、ホームのバルセロナが2‐1で勝利した。スペクタクルなサッカーを披露しドリームチームと呼ばれていたバルセロナは、リーガ3連覇を果たす。この年を最後に開幕戦クラシコは開催されていない。

■1993/94シーズン
バルセロナがカンプ・ノウでのクラシコで5‐0の圧勝。ロマーリオがハットトリックを決めた。

■1994/95シーズン
レアル・マドリードがサンチャゴ・ベルナベウでのクラシコで5-0の圧勝。サモラーノがハットトリックを決め、昨シーズンの借りを返した。

■2000/01シーズン
開幕直前にバルセロナからレアル・マドリードへと移籍したフィーゴが、カンプ・ノウでのクラシコで強烈なブーイングの洗礼を受ける。Alto Riesgo(アルト・リエスゴ/危険度の高い試合)と認定され厳重な警備体制がとられたはずだったが、ウイスキーの空き瓶や豚の頭が投げ入れられる異様な雰囲気となった。試合は2-0でバルセロナが勝利した。

■2002/03シーズン
カンプ・ノウでのクラシコで、通算8回目、14年ぶりとなる0-0の引き分け

■2003/04シーズン
1983/84シーズン以来実に20年ぶりに、レアル・マドリードがカンプ・ノウで勝利。ロベルト・カルロスとロナウドのゴールにより、2-1でバルセロナを下した。

■2005/06シーズン
ロナウジーニョの2ゴールで、バルセロナがサンチャゴ・ベルナベウで3-0の完勝。翌日「ロナウジーニョが銀河系軍団を引退に追い込んだ」と報じられたように、ジダン、ベッカム、ロナウドなどを擁した銀河系軍団の終焉と、新生バルセロナ時代の到来を告げる歴史的な試合となった。

■2006/07シーズン
ホームでのクラシコで、ファン・ニステルローイ(2ゴール)とセルヒオ・ラモスのゴールにより1点リードされていたバルセロナは、88分にメッシがハットトリックとなる3点目を決めて3-3の引き分けに持ちこみ、地元での敗戦という最悪の事態だけは避けた。

■2007/08シーズン
サンチャゴ・ベルナベウで行われたクラシコは、レアル・マドリードが4-1と力の差を見せつけ勝利。過去5試合のクラシコにおいてレアル・マドリードが、ホームで2戦2勝、アウェイで1勝2分けと大きく勝ち越す。

■2008/09シーズン
リーグ終盤、1位バルセロナ、2位レアル・マドリードという状況で迎えたクラシコ。サンチャゴ・ベルナベウでの試合であったが、バルセロナはゴールラッシュを見せて、前半だけで1‐3と大きくリード。最終スコア2‐6としてアウェイのバルセロナが歴史的大勝を飾った。その勢いでリーガ優勝を達成したバルセロナは、国王杯、チャンピオンズリーグも制し、スペインサッカー史上初の三冠チームとなった。

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