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マドリードの観光地 No.1 ?

スペイン紙『エル・パイス』がサンティアゴ・ベルナベウは観光面でも、多大な影響力を持っていると伝えている。

 2014年にスペインの首都マドリードを訪れた観光客は約940万人で、そのうちの9.7パーセントがサンティアゴ・ベルナベウのスタジアムツアーを訪れた。

 レアル・マドリードのスタジアムツアーには2014年に約92万人の人間が訪れ、その内55パーセントが外国人観光客だ。その55パーセントのうち、7割がヨーロッパ出身者で、残りの3割が他の地域からの旅行者となっている。

 ヨーロッパで最も多くサンティアゴ・ベルナベウに来ているのはフランスの修学旅行生であり、次いでイギリス、イタリアの観光客となっている。また欧州以外からの観光客で最も多いのはメキシコで、次にアメリカ、ベネズエラ、ブラジル、アルゼンチン、日本、そしてコロンビアだ。

 マドリードの観光名所といえば、プラド美術館とレイナ・ソフィア美術センターが代表的だが、サンティアゴ・ベルナベウはシーズンによってはその2つの美術館を上回る入場者数を記録している。

 レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長はサンティアゴ・ベルナベウは改装し、ショッピングセンター、ホテルを建設する計画を発表した。観光名所の1つにショッピングセンターやホテルなどがあれば、確かにクラブは今以上の収益を手にできるだろうし、美術館などにはできないことだ。
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 バルセロナのカンプ・ノウではシーズンオフの期間を利用して、スタジアムの一部をレストランにした。マンチェスター・Uの本拠地オールド・トラッフォードには、スタジアムの横に内装も全てフットボール仕様となっているフットボールホテルが存在するが、バレンシアもメスタージャに同様のホテルを建設しようと計画している。

 各クラブは試合が無い日にいかに巨大な建築物であるスタジアムを利用し、収益をあげるかを考えている。レアル・マドリードやバルセロナといったビッグクラブは、スタジアムツアーの次にどんな営業戦略を立てるのだろうか。