2013年1月 いよいよ始まる エル・グレコ展

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スペイン美術黄金期に活躍し、スペイン三大画家の一人にも数えられる巨匠エル・グレコの回顧展を開催します。

 16世紀~17世紀のスペインでは、多くの芸術家が活躍し、ベラスケスやゴヤなどの巨匠が次々現れました。ギリシャ出身の画家ドメニコス・テオトコプーロス、通称“エル・グレコ”(1541-1614)はヴェネツィア、ローマでの修行を経てスペイン・トレドにたどり着き、多くの作品を制作しました。モデルの人となりを掘り下げるような独自の肖像画や、揺らめく炎のように引き延ばされた人物像が特徴的な宗教画は、当時の宗教関係者や知識人からは圧倒的な支持を得ました。後世になってもグレコの作品は、ピカソら20世紀の巨匠たちから高く評価されています。

 展覧会は初期の名作「受胎告知」(1576年頃)や、聖女を美しくも崇高に描いた宗教画「悔悛するマグダラのマリア」(1576年頃)、肖像画の代表作「修道士オルテンシオ・フェリス・パラビシーノの肖像(1609年頃)のほか、世界初公開の「聖マルティヌスと乞食」(1599年頃)や、高さ3メートルを超える祭壇画の大作「無原罪のお宿り」(1607-1613年)など、宗教画家だけでなく、肖像画家や教会建築の演出家としてのグレコの顔を紹介。油彩画50点以上で多彩な画業の全貌を網羅します。世界中から名品ばかりが集結する本展は、日本でグレコの全てを知ることが出来る奇跡的な機会と言っても過言ではありません。

「受胎告知」(1576年頃)
「悔悛するマグダラのマリア」(1576年頃)
「修道士オルテンシオ・フェリス・パラビシーノの肖像(1609年頃)
「聖マルティヌスと乞食」(1599年頃)
「無原罪のお宿り」(1607-1613年)

展覧会名
エル・グレコ展
El Greco’s Visual Poetics 
会期
2013年1月19日(土)~ 4月7日(日)
会場
東京都美術館 企画展示室
(〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36)

主催
東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、NHK、NHKプロモーション、朝日新聞社
後援
外務省、スペイン大使館
協賛
損保ジャパン、大日本印刷、竹中工務店、ソフトニック
協力
スペイン政府観光局、エールフランス航空、全日本空輸
展覧会名エル・グレコ展