スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

友人画家、堀越千秋が見た 日本のJR

友人が感じたことをアーティストの目で 書いてましたので紹介します。
↓ ↓ ↓
chiaki_JR.gif


●「JRの人種差別」       文:堀越千秋

存分に怒ってくださいとの、ご要望である。しかし私のモットーは「怒らない」であり「短い人生

怒ると損」である。
たとえば、雨あがりの夕方、国電(何がJRだ。国鉄の赤字をチャラにするために解体して、な

るべくしらばっくれるためにローマ字なんぞを当てはめたのである。あれ?もう怒っている)の

窓から富士山のシルエットがくっきりと眺められたなら、たとえ隣に立ったおやじに足を踏まれ

たからといって、いつまでも怒っていれば、せっかくの数年に一度の美しい黒富士はたちまち

過ぎ去ってしまう。
こんなことでは、この世における数少ない美しい瞬間を見るかわりに、いつでもそのへんにあ

る道の糞みたいなつまらぬ小怒りだけが残ってしまうではないか。

私は日本の仕事場を埼玉県の山奥に持っている(借りている)のだが、「自然大好き!」と言っ

てやってきたお嬢さんが「虫だらけで嫌だ!あッ虫!あッ虫!」と叫んでいた。嫌いな虫でも見

なけりゃわからんものを。彼女は虫のせいで美しい新緑が目に入らないのである。損だ。
嫌いなものは見ないがよろしい。
とはいえ、日本国を歩いていて、虫より目に付くのはJRだ。やむをえない。人生は旅だ。乗ら

ぬわけにはいかない。

国鉄の頃は総裁と言った。今は社長か。人間的うつわの小さい人物が、西も東も、どこかおど

おどちまちましながらも、実は強大な権力でのさばっている感じがして、私はJRが大嫌いだ。
文句はいくつもあるが、とりあえずひとつを書く。

私はスペインに長く住んでいるので、日本に来る時には、ジャパン・レイルパスというのをよく

買う。ユーレイルパスの逆バージョンだ。
外国人ないし海外永住者が外国で買い、日本のJRに乗れるパスである。新幹線にも乗れる

のだが、何故か「のぞみ」には乗れない。
以前は「のぞみ」は高かったので、致し方なかったが、今は「のぞみ」も「ひかり」自由席は同じ

値段だ。なのに乗れない。以前の制度のままなのだ。

これが実は人種差別になる、という意識を、日本人もJRも持っていない。外国人(と海外永住

者)ゆえの割引パスなのだが、値段が同じのぞみに乗れないというのは、外国人ゆえの差別

になるのである。
ユーレイルパスにこんな差別はない。
仮に貴方(日本人)がユーレイルパスを持ってヨーロッパに行き、値段が同じなのに「この列車

に日本人は乗れません」と言われたら、貴方は差別を感じるでしょう?

日本人は身内意識が強いために、グループ外の人間や外国人の苦しみに実に鈍感である。
「事故機には日本人は乗っていないもようです」というやつだ。
私はJRの窓口でいつもこの差別問題に苦言を呈している。係員はむしろ同情してくれるのだ

が、鈍感なJR幹部は「のぞみ」の喫煙車(こんなものいらない!)にのさばっているのであろう

、一向に改善されないのである。
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。