カミロ・セストがやってきた


11月27日、カラカスのメリアホテルでカミロ・セストのコンサートがありました。1970年代から80年代にかけて大活躍した、スペインでは知らない人はいない往年の人気歌手です。1946年生まれといいますから今年63歳のはずですが、長髪で、細身の体をぴっちりとしたレザースーツに包みステージに現れた人物は、「えっ、スペイン版マイケル・ジャクソン?」「カミロ・セストってこんな顔だったっけ???」と思わせるシミもしわもない年齢不詳の人物でした。でもヒット曲を次々と披露し、観客(年齢かなり高め)は、時にはうっとりと見つめ、また時には一緒に歌い、写真をとりまくり、大盛り上がりでした。ラテンアメリカとスペインは、同じ歌を歌い、同じ本を読み、同じ映画を見、文化を共有しているんだなあと肌で感じたひと時でした。